洗濯機が「脱水のときだけキュルキュル鳴る」「回転が上がる瞬間に高い音がする」と、故障や発火まで心配になりますよね。私も脱水に入るたびに音がして、すぐ壊れるのではと焦りました。
結論(原因分類)
脱水時だけの「キュルキュル音」は、だいたい次の6つに分けられます。①洗濯物の偏り → ②設置(水平) → ③ベルト/駆動系の順で切り分けると最短です。
- 洗濯物の片寄り(偏り)で一時的に擦れる・共鳴する
- 設置が水平でない/床・壁への接触で振動が増幅
- (ベルト駆動機)ベルトの緩み・摩耗で滑って鳴る
- プーリー(滑車)周りの汚れ・摩耗で擦れる
- 軸受(ベアリング)・駆動部の劣化で摩擦音が出る
- 脱水の回転数変化・ブレーキ動作など“仕様寄りの音”
メーカーFAQでも、脱水時は回転数が高くなるため、ベルトやモーター由来の音が出ることがある(音が変化することがある)と案内されています。
原因1:洗濯物の片寄り(まず最初に疑う)
脱水は高速回転なので、衣類が片寄ると一部が擦れたり、桶・外箱に当たりやすくなり、音が出ます。特に
- バスタオル1枚だけ
- ジーンズなど重い物だけ
- マット類
は偏りやすいです。
対処
- 一度停止して、衣類をほぐして均等に入れ直す
- 毛布/マットは「洗濯機の対応可否」を確認し、偏りが出たら途中で整える
原因2:設置の水平ズレ/壁接触で“共鳴”している
本体が少しでも傾くと脱水時の振動が増えて、普段は小さい音が「キュルキュル」に聞こえることがあります。
対処
- 本体が壁・棚・防水パンに触れていないか確認(数cm離す)
- ガタつきがあれば脚(アジャスター)で水平調整
- 防水パンがたわむ/床が柔らかい場合は振動マットも検討
原因3:ベルトの緩み・摩耗(“キュルキュル”の本命)
タテ型などのベルト駆動では、ベルトが緩んだりすり減ると、回転が上がるタイミングで滑って「キュルキュル」「キーキー」音が出ることがあります。
見分け方
- 脱水の立ち上がり(回転数が上がる瞬間)に鳴りやすい
- 空運転より、洗濯物が入って負荷がかかると鳴りやすい
- 以前より音が大きくなっている
対処の基本
- ベルト交換が必要になることが多い(分解が必要な場合が多い)
- DIYが難しいならメーカー/修理窓口へ
※注意:機種によってはベルト駆動ではないタイプもあります(=ベルト原因に当てはまらないこともある)。
原因4:プーリー周りの摩耗・汚れ(擦れ音)
ベルト自体だけでなく、ベルトが掛かるプーリー(滑車)側の摩耗や汚れで、擦れ音が出ることがあります。ここも結局は分解点検が必要になりがちです。
目安
- ベルト交換後も再発する
- 音が「一定のリズム」で擦れる感じ
原因5:軸受(ベアリング)や駆動部の劣化
「キュルキュル」以外に
- ゴリゴリ
- ガラガラ
- 金属が擦れる
が混じる場合、回転部の劣化の可能性があります。
この場合の方針
- 放置で悪化しやすいので、早めに点検相談(修理費と年式で買い替え判断)
原因6:仕様寄りの音(脱水の回転数変化/ブレーキ)
脱水中は回転数が上がっていくため音が変化することがあり、機種によっては「脱水終わりにキューン」などの音も出ます。
ただし「キュルキュル」が継続的・増加傾向なら、原因3〜5を優先して疑います。
ケース別対処(最短ルート)
ケースA:タオル1枚など少量で鳴る
→ 片寄り(原因1)を疑い、衣類を均等に。
ケースB:水平が怪しい/揺れが大きい
→ 設置調整(原因2)。これだけで改善することが多い。
ケースC:回転が上がる瞬間に“キュルッ”と鳴る
→ ベルトの緩み/摩耗(原因3)が本命。
ケースD:音がどんどん増える/金属音が混じる
→ 駆動部の劣化(原因5)。早めに点検。
やってはいけないこと
- 異音が増えているのに放置して使い続ける(悪化して修理範囲が広がることがある)
- ベルト交換を無理にDIY(分解難度が高いことが多い)
- 水平が取れてないのに脱水を繰り返す(振動が増えて別トラブルを呼びやすい)
FAQ(最低3問)
Q1:脱水時だけキュルキュル鳴るのは故障?
A:片寄りや設置が原因なら調整で収まることがあります。一方で、ベルト駆動機ではベルトの緩み・摩耗で「キュルキュル」が出ることがあり、その場合は交換対応になりやすいです。
Q2:ベルトが原因かどうか、家で見分ける方法は?
A:回転が上がる瞬間(脱水の立ち上がり)に鳴りやすく、負荷がかかると音が出るならベルト系の可能性が上がります(ただし機種によってはベルト非搭載もあるので注意)。
Q3:そのまま使っても大丈夫?
A:片寄り・設置原因なら改善しますが、音が増える・止まらない・金属音が混じるなら早めの点検が安全です。ベルト劣化の場合、交換が必要になることがあります。
Q4:脱水中の音が変化するのは普通?
A:脱水は回転数が上がるので、音が変化すること自体は機種によって起こり得ます。
再発防止策
- 洗濯物は「少量すぎ」「重い物だけ」を避け、偏りを減らす
- 月1回くらい、設置のガタつき・壁接触をチェック
- 音が出始めたら「最近急に増えたか」をメモ(修理相談がスムーズ)
- ベルト駆動機で年数が経っているなら、早めに点検相談(小修理で済む可能性)
まとめ
洗濯機の「脱水時だけキュルキュル音」は、まず 偏り → 設置 を潰し、それでも直らなければ ベルトの緩み・摩耗を疑うのが最短です。
回転数が上がる工程で音が変化する“仕様寄り”の音もありますが、悪化傾向なら点検が安全です。


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