iPhoneのAppのバックグラウンド更新は、設定からWi-Fi接続時だけに制限できます。
手順は「設定 → 一般 → Appのバックグラウンド更新 → Appのバックグラウンド更新 → Wi-Fi」です。
ただし、この設定で止まるのは主に、アプリを開いていない間の裏更新です。アプリを開いた時の通信、動画再生、SNSの読み込み、クラウド同期、App Storeの自動更新、通知などがすべて止まるわけではありません。
この記事では、バックグラウンド更新をWi-Fiのみにする手順と、止められる通信・止められない通信の違いだけを整理します。
Appのバックグラウンド更新の仕組みそのものを知りたい場合は、先にAppのバックグラウンド更新の仕組みを確認するを確認してください。
結論|Wi-Fiのみにする設定はここ
iPhoneでバックグラウンド更新をWi-Fiのみにするには、次の順番で設定します。
設定 → 一般 → Appのバックグラウンド更新 → Appのバックグラウンド更新 → Wi-Fi
Apple公式では、Appのバックグラウンド更新は一時停止中のアプリがアップデートや新しいコンテンツを確認する機能で、「Wi-Fi」または「Wi-Fiとモバイルデータ通信」を選べると説明されています。つまり、Wi-Fiのみ設定で変わるのは、主にアプリを開いていない間の更新条件です。
ここで重要なのは、モバイル通信全体を止める設定ではないことです。
- Wi-Fiのみ設定:裏更新の通信条件を変える
- アプリ別モバイル通信オフ:そのアプリのモバイル通信自体を止める
- モバイル通信全体のオフ:iPhone全体のモバイルデータ通信を止める
特定アプリをモバイル通信で使わせたくない場合は、バックグラウンド更新ではなく、設定 → モバイル通信 → 対象アプリをオフを確認してください。AppleのiPhoneユーザガイドでも、アプリやサービスごとにモバイルデータ通信をオフにでき、オフにするとそのサービスにはWi-Fiだけが使われると説明されています。
まず見るべき30秒チェック
| 確認したいこと | 見る場所 | 判断 |
|---|---|---|
| 裏更新だけをWi-Fiにしたい | Appのバックグラウンド更新 | この記事で解決 |
| 特定アプリのモバイル通信を止めたい | 設定 → モバイル通信 | アプリ別にオフ |
| Wi-Fiのみにしたのに通信量が減らない | モバイル通信の使用量 | 通常通信が残っている可能性 |
| 通知が来ない | 通知設定・集中モード | 通知そのものが来ない場合はこちら |
| 設定が押せない | 端末側の制限・管理設定など | 設定がグレーアウトして押せない場合はこちら |
| アプリを開くと内容が古い | アプリ側の更新・同期 | オンなのにアプリの内容が古い場合はこちら |
最初に切り分けるべきなのは、裏更新をWi-Fiだけにしたいのか、アプリのモバイル通信そのものを止めたいのかです。ここを間違えると、設定しても通信量やアプリの動きが期待どおりに変わりません。
バックグラウンド更新をWi-Fiのみにする手順
設定アプリを開く
ホーム画面から設定を開きます。
アプリ内の設定ではなく、iPhone本体の設定アプリから進みます。
一般からAppのバックグラウンド更新へ進む
設定画面で一般をタップし、次にAppのバックグラウンド更新を開きます。
この画面では、全体の更新条件とアプリ別のオン・オフを確認できます。
「Wi-Fi」を選ぶ
画面上部のAppのバックグラウンド更新をもう一度タップし、Wi-Fiを選びます。
| 選択肢 | 状態 |
|---|---|
| オフ | バックグラウンド更新を使わない |
| Wi-Fi | Wi-Fi接続時だけバックグラウンド更新を許可 |
| Wi-Fiとモバイルデータ通信 | Wi-Fiでもモバイル通信でも許可 |
通信量を抑えたい場合は、まずWi-Fiを選べば十分です。
もしこの画面で項目が押せない、グレーアウトしている、変更できない場合は、この記事では詳しく扱いません。
その場合は、設定がグレーアウトして押せない場合はこちらを確認してください。
アプリ別オン・オフも確認する
前の画面に戻ると、アプリごとのスイッチがあります。
外出中に更新が遅れても困らないアプリはオフでも問題ありません。反対に、地図、天気、仕事用チャット、予定管理など、外出中の更新が必要なアプリはオンのままにします。
すべてを一括でオフにすると、必要なアプリまで更新が遅れることがあります。最初は通信量が多いアプリや、裏更新が不要なアプリから絞って変更してください。
「Wi-Fiのみ」で止められる通信・止められない通信
バックグラウンド更新をWi-Fiのみにしても、モバイル通信が完全にゼロになるわけではありません。
| 通信の種類 | Wi-Fiのみ設定で止まるか | 補足 |
|---|---|---|
| アプリの裏更新 | 一部止まる | モバイル通信中の事前取得を抑えられる |
| アプリを開いた時の通信 | 止まらない | アプリ使用中の読み込みは別 |
| SNSや動画の自動再生 | 止まらない | 各アプリ側の設定を見る |
| 写真やクラウド同期 | 止まらない場合がある | iCloudやアプリ側の同期設定も関係 |
| App Storeの自動更新 | 止まらない場合がある | App Store設定など別設定を見る |
| 通知 | 基本的に止める設定ではない | 通知設定や集中モードとは別 |
| アプリ別モバイル通信 | 別設定 | 設定 → モバイル通信で確認 |
アプリを開いた時の通信まで止めたい場合は、バックグラウンド更新ではなく、設定 → モバイル通信 → 対象アプリをオフを確認します。
Wi-Fiのみ設定は裏更新の条件変更、モバイル通信オフはアプリの通信経路制限です。
止められるのは裏更新の一部
Wi-Fiのみにすると、アプリを開いていない間に新しい情報を取りに行く動作を、モバイル通信では抑えやすくなります。
たとえば、ニュースアプリやSNSアプリが裏側で新しい投稿を取得する動作が対象になりやすいです。
Appのバックグラウンド更新そのものの意味や、オフにするとどう変わるかを詳しく知りたい場合は、Appのバックグラウンド更新の仕組みを確認するを確認してください。
アプリを開いた時の通信は止まらない
アプリを自分で開いた時の通信は、バックグラウンド更新ではありません。
SNSを開いて投稿を読み込む、動画アプリで再生する、ブラウザでページを開く、といった通信はモバイル通信を使います。ここを止めたい場合は、アプリ別のモバイル通信設定を見ます。
動画・SNS・クラウド同期は別設定
動画の自動再生、写真やファイルの同期、アプリ内の自動読み込みは、バックグラウンド更新だけでは止まらない場合があります。
この記事では、動画自動再生、クラウド同期、App Store更新などの節約手順までは扱いません。Wi-Fiのみ設定で止まる範囲を確認し、それでも通信量が多い場合はWi-Fiのみにしても通信量が減らない場合はこちらを確認してください。
通知そのものを止める設定ではない
Appのバックグラウンド更新をWi-Fiのみにしても、通知そのものを止める設定ではありません。
通知が来ない場合は、通知設定や集中モードを別に確認します。バックグラウンド更新だけを何度も切り替えても、通知トラブルの原因が解決しないことがあります。
通知そのものが来ない、通知が遅れる、集中モードや通知設定を確認したい場合は、通知そのものが来ない場合はこちらを確認してください。
アプリ別のモバイル通信オフとの違い
バックグラウンド更新をWi-Fiのみにする設定は、アプリを開いていない間の更新条件を変えるものです。
一方で、アプリ別のモバイル通信オフは、そのアプリがモバイル通信を使うこと自体を制限する設定です。
| 比較項目 | バックグラウンド更新をWi-Fiのみ | アプリ別モバイル通信オフ |
|---|---|---|
| 変わる対象 | アプリを開いていない間の更新 | そのアプリのモバイル通信全体 |
| アプリ使用中の通信 | 止まらない | 止まる |
| 通知への影響 | 通知停止が目的ではない | アプリによって影響する場合あり |
| 向いている目的 | 裏更新の通信を抑える | 特定アプリをWi-Fi専用にする |
| 設定場所 | 設定 → 一般 | 設定 → モバイル通信 |
目的別にどちらを見るべきか
| やりたいこと | 見る設定 | この記事で扱うか |
|---|---|---|
| 裏更新だけWi-Fiにしたい | Appのバックグラウンド更新 | 扱う |
| 特定アプリのモバイル通信を止めたい | モバイル通信のアプリ別設定 | 一部扱う |
| 通信量が多い原因を知りたい | モバイル通信の使用量 | 深掘りしない |
| 通知が来ない原因を知りたい | 通知設定・集中モード | 扱わない |
| 全体の通信量を抑えたい | 省データモード | 深掘りしない |
| 低電力モード中の制限を知りたい | 低電力モード | 扱わない |
外出中に特定の動画アプリやSNSアプリの通信を止めたい場合は、設定 → モバイル通信 → 対象アプリをオフを確認します。
Wi-Fiのみにしても変わらない時に見る別設定
バックグラウンド更新をWi-Fiのみにしても、通信量や通知、アプリの表示が思ったように変わらないことがあります。
ただし、その多くはバックグラウンド更新だけの問題ではありません。この設定で変わるのは、主にアプリを開いていない間の裏更新です。
| 変わらない症状 | 見るべき設定 | 次の行動 |
|---|---|---|
| アプリ使用中に通信量が増える | 設定 → モバイル通信 | 通信量が多いアプリを確認 |
| 特定アプリを外出中に使わせたくない | アプリ別モバイル通信 | 対象アプリをオフ |
| 通知が来ない | 通知設定・集中モード | 通知そのものが来ない場合はこちら |
| アプリ内容が古い | アプリ側の同期・通信状態 | オンなのにアプリの内容が古い場合はこちら |
| 設定が押せない | 端末側の制限・管理設定 | 設定がグレーアウトして押せない場合はこちら |
| 通信量全体を抑えたい | 省データモード | 省データモードの影響を確認する |
通信量全体を抑えたい場合は、省データモードも候補です。
ただし、同期や更新が遅れることがあるため、詳しい影響は省データモードの影響を確認するで確認してください。
この記事では、上記の原因を詳しく掘り下げません。Wi-Fiのみ設定で変わる範囲を確認したうえで、症状に合う専用記事を見てください。
通信量を減らしたい時の確認順
通信量を減らしたい場合は、次の順番で確認します。
- Appのバックグラウンド更新をWi-Fiのみにする
- 設定 → モバイル通信で、通信量が多いアプリを見る
- 特定アプリをWi-Fi専用にしたい場合は、アプリ別モバイル通信をオフにする
- それでも多い場合は、Wi-Fiのみにしても通信量が減らない場合はこちらを確認する
この記事では、バックグラウンド更新をWi-Fiのみにする設定と、アプリ別モバイル通信オフの違いまでを扱います。
動画自動再生、クラウド同期、App Store更新など、通信量が減らない原因の詳しい切り分けは専用記事で確認してください。
NG行動|先にやると原因が分かりにくくなること
すべてのアプリを一括でオフにしない
通信量を減らしたいからといって、すべてのアプリのバックグラウンド更新を一括でオフにすると、必要なアプリまで更新が遅れることがあります。まずは通信量が多いアプリや、裏更新が不要なアプリから見直してください。
通信量が減らないからすぐ初期化しない
Wi-Fiのみにしても通信量が減らない原因は、アプリ使用中の通信や別設定にあることが多いです。初期化しても、同じアプリを同じ使い方で戻せば通信量はまた増える可能性があります。
通信量が減らない状態を詳しく切り分けたい場合は、Wi-Fiのみにしても通信量が減らない場合はこちらを確認してください。
会社・学校の端末は勝手に管理設定を変えない
会社や学校のiPhoneで設定が押せない場合は、管理設定の可能性があります。
勝手に設定を変更せず、詳しくは設定がグレーアウトして押せない場合はこちらを確認してください。
症状別に次に見る記事
| 症状 | この記事で扱うか | 次に見る内容 |
|---|---|---|
| バックグラウンド更新をWi-Fiのみにしたい | 扱う | この記事 |
| モバイル通信では裏更新させたくない | 扱う | この記事 |
| Wi-Fiのみにしても通信量が減らない | 一部のみ | Wi-Fiのみにしても通信量が減らない場合はこちら |
| 設定がグレーアウトして押せない | 扱わない | 設定がグレーアウトして押せない場合はこちら |
| オンなのにアプリ内表示が古い | 扱わない | オンなのにアプリの内容が古い場合はこちら |
| 通知そのものが来ない | 扱わない | 通知そのものが来ない場合はこちら |
| 省データモードとの違いを詳しく知りたい | 扱わない | 省データモードの影響を確認する |
FAQ
Q1. Wi-Fiのみにすればモバイル通信はゼロになりますか?
ゼロにはなりません。止められるのは主にバックグラウンド更新のモバイル通信です。アプリを開いた時の通信、動画再生、SNSの読み込み、クラウド同期などは別です。
Q2. Wi-Fiのみにすると通知は来なくなりますか?
基本的に通知を止める設定ではありません。通知が来ない場合は、通知設定や集中モードを確認します。
通知そのものが来ない場合は、通知そのものが来ない場合はこちらを確認してください。
Q3. アプリ別のモバイル通信オフとは何が違いますか?
Wi-Fiのみ設定は、裏更新の通信条件を変える設定です。アプリ別モバイル通信オフは、そのアプリがモバイル通信を使うこと自体を制限する設定です。
Q4. Wi-Fiのみにしても通信量が減らないのはなぜですか?
アプリ使用中の通信、動画、クラウド同期、App Store更新など、バックグラウンド更新以外の通信が残るためです。詳しくはWi-Fiのみにしても通信量が減らない場合はこちらを確認します。
Q5. すべてのアプリをWi-Fiのみにした方がいいですか?
通信量を抑えたい場合は有効です。ただし、外出中に情報更新が遅れるアプリもあります。仕事用アプリ、地図、天気、予定管理などは必要に応じて個別に残します。
Appのバックグラウンド更新をオフにしてよいアプリの考え方は、Appのバックグラウンド更新の仕組みを確認するでも確認できます。
Q6. 外出中にアプリの内容が古いのはこの設定のせいですか?
可能性はあります。ただし、アプリ側の同期遅延や通信状態も関係します。オンなのに内容が古い場合は、オンなのにアプリの内容が古い場合はこちらを確認します。
Q7. グレーアウトしてWi-Fiを選べない時はどうすればいいですか?
設定が押せない場合は、端末側の制限や管理設定が関係している可能性があります。この記事では詳しく扱わないため、設定がグレーアウトして押せない場合はこちらを確認してください。
まとめ
iPhoneのバックグラウンド更新をWi-Fiのみにするには、設定 → 一般 → Appのバックグラウンド更新 → Appのバックグラウンド更新 → Wi-Fiを選びます。
この設定で変わるのは、主にアプリを開いていない間の裏更新です。モバイル通信全体を止める設定ではありません。
特定アプリをWi-Fiだけで使いたい場合は、設定 → モバイル通信 → 対象アプリをオフを確認します。通信量が減らない時は、バックグラウンド更新だけでなく、アプリ使用中の通信やアプリ別モバイル通信の設定も切り分けてください。
詳しく切り分けたい場合は、症状に合わせて以下を確認してください。


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